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水と生命

生命とは何か? 32 不確定性原理

電子などのミクロの世界の物質は、私たちが知っていた物理法則とはまったく違うルールで支配されている。

・電子は波であり、干渉縞が現れる

・電子は1個でも波の性質を持つ

・電子は自分自身で干渉し合う

・電子を見る場合は、確率的に予測する

・電子は「粒」と「波」の二つの顔を合わせもつ、「ジギルとハイド」のような存在

(古典物理学では、波の性質をもつ粒子などというものを想定していなかった)

・電子だけでなく物質も波としての性質を持っている。

・これらの性質は、マクロの世界にも現れる。(『ボース・アインシュタイン凝縮』という現象からも明らかに)

・ミクロの世界において、「観測」という行為が、対象物に影響を与える。(ファインマンの実験により証明)
ミクロの世界は観測する行為によって、状態を変化させることが明らかになっているため、ミクロの世界に存在するものは、原理的・本質的な不確かのものであり、量子論がもたらした最大の発見は、『不確定性原理』である。位置と運動量は、同時に確定できず、すべてのものは、「あいまい」であるものを含むというのが結論である。すべて確率論でしか言い表せないのであり、観測者の思いが、見たいものを観るのである。いままで西洋的科学的観点からいえば、正反対の理論が今では、正しいとされて研究されている。

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