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水と生命

生命とは何か? 33 密教と量子論の接点

1) 密教と量子論の接点
量子論やそれを研究する学者たちが、発見したことは、いままでの科学と明らかに違いを見せる。ニールス・ボーアは、量子力学で結論した「実在」といいうものが、我々の常識に合わないとすれば、従来の科学の実在についての見解が誤っていると言っている。
ここで量子力学の要点をまとめる。

・量子力学の登場は、ニュートン物理学からアインシュタインの相対性理論も適合していないことがわかった。(光は絶対的存在ではない。)

・量子力学は、我々自然界の背後に「この世」とは異なる巨大な空間レベル層の存在を

実験により検出した。量子力学から見れば、自然界には二つのレベル(二重構造)が確実に存在する。これまでの物理学は、表側の世界のレベルしか見ておらず、それより遥かに広い裏側の世界の存在に気付いていない理論だという事を明らかにした。(原子世界とは、宇宙から言えばまれな存在であり、たった3%の世界。その他の見えない世界などダークマターの存在やニュートリノ存在やヒッグス粒子の存在などを明らかになってきている。)

・ミクロの世界では、物質は幽霊のごとき運動をする。スタートとゴール点は見えるが、中間径路は決まっておらず、トンネル効果に見られるように物質二部を易々と通過する。

・あらゆるものがテレパシーのごとき超光速で情報を伝達し合い、あたかも何かの存在が「この世」に干渉している。

・「この世」の物質存在は、人間の意識が大きく関与する。意識が現実を創造するという概念こそ、量子力学の新しい概念である。

・量子力学の核心は、「この世」の物質は局所的に隔絶されて偏在しているのではなく、宇宙的な広がりで非局所的に存在している事になる。

・これまでの科学者が使いこなしてきた科学の言葉では、すべてを表すことができない。量子力学が検知した裏側の世界の領域では、どの様な言葉がつかえるのかさえ未だ定かでない。そのため、従来の言葉や概念で表現するしかない。

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