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鍼の効用

15年以上お付き合いのある方(70代女性)から、

今年6月に電話があり、お宅にうかがうと元気にお迎えしていただきました。

1年半ぶり位ですが、少し太られたようでした。

訴えは、「とにかくあちこちが痛む。」でした。

体全体むくみぎみで、寝返りをうつのにも時間がかかります。

 

背中に鍼を打つとき、皮膚がたるみ気味で、ぐずぐずした感じでした。

内臓を補うように、気を流すように鍼をした後、

背骨際に、こびりついている疲れを抜くように鍼を打ちました。

時々、手指にびりびりした感じがし、

そのまま置鍼すると、何かが出て行くように、鍼が揺れていました。

 

治療を終わると、

「背中から何か抜けて行ったようで、すっきりした。」

と言っておられました。

古くて停滞していた気が抜け、または流れたようです。

そうして、毎週1回、3ヶ月間、治療して、

すっかり調子がよくなり、

毎日、家庭菜園の世話をして、体もしまり、

治療終了しました。

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