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膝痛の治し方

「膝を痛めて、歩行が辛い方が多い。」
ようなので、
今日は膝痛の治し方についてお話します。

まず、膝の上下の筋肉に触れ
硬いところを探し、そこをほぐして
血流をよくして回復を早めます。

特に痛む膝側のソケイ部が硬く、
つまっている場合が多いです。
膝の周りはマッサージせず、
動かしません。

痛むところや、触れて弱っているところに、
お灸したりすることもあります。

そのあと、背中、腰の緊張をとり、
バランスをとるようにマッサージして、
筋肉補強の運動を行ないます。

膝を伸ばして、つま先を手前に引き、
(この時、膝の上の筋肉はひきしまります。)
その状態で床から上げ、維持10秒を10回、

次に開閉運動を抵抗をかけて行ないます。
10回、
以上を大体3セット。

この筋肉補強の運動を疲れない程度に、
出来るだけ多く、一日の中で行なえば、
治るのも早くなります。

膝痛が治りにくいのは、
まず、自分の体重がかかるためです。
その重さに耐えられない状態です。

それから膝の周りをマッサージしたり、
曲げ伸ばしをして、
逆に痛みを増してしまっている。
自ら年だからとあきらめてしまう。
以上が考えられます。

年齢はあまり関係ありません。
適切に筋肉をほぐし、血流をよくして、
筋力をつければ治っていきますよ。

私は高校生の頃
サッカー部に入部しましたが、
ボールより、地面や木の根を蹴飛ばし、捻挫しまくり、
両足首、両膝、両股関節すべて痛め、
いつもどこかが痛む状況で、2年生の時は半年以上
練習に参加できませんでした。

階段は手すりを使わないと登れず、道路の微妙な
傾斜も気になるほどでした。
この時、整形外科や整骨院で、
少しも良くならなかったのが、後で鍼灸師になった
理由の一つです。

サッカーはできませんでしたが、毎日グランドへ出て、
上半身の筋トレをしていました。
半年位たって、足の痛みが薄らいできてから、
少しずつメディスンボール(砂の入ったボール)を
蹴るというより、押しはじめました。そうしているうち、
普通のサッカボールが軽く感じられるようになり、
普通にボールを蹴ったり、
走ったりできるようになりました。
さらに高3から空手を始め、砂袋や、木、タイヤ、
電信柱を蹴るというより押すかんじで、
足のすねをきたえたところ、
それからは怪我しなくなりました。
接触プレーも恐くなくなり、
むしろぶつかってきた相手が倒れるようになりました。

この時、
自然に自分でリハビリのトレーニングをしていたのかと、
後で、リハビリ病院に勤めた時、思い起こしました。
高校時代(1977年頃)はリハビリという概念は、
まだ世間的ではありませんでした。

整形外科や整骨院に行き、
治療後、膝が痛くなるようでしたら、
その治療院には行かないほうがよいと思います。

電気(低周波)治療器を膝の周囲に使うと、
筋肉がゆるむため、後で余計に痛くなります。
また膝の周りをマッサージしたり、
曲げ伸ばしをすると痛みが増します。

やはり、自ら痛みを知っている、
苦労してきた先生がいいですね。
そういう先生を是非みつけてください。

良い治療院がなければ、
私と同じように
自分で治しましょう。

痛いことはやらないのが原則です!

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