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心のスパイス10~15

心のスパイス10

ドン・ファン達が、カスタネダ等弟子に話した言葉。
(ドン・ファンはヤキ・インディアンでナワ―ル。
ナワ―ルは世界の真の姿を見通し、
そこから自由になる能力を持つ者たち。
カスタネダはアメリカの大学生で文化人類学専攻。
いつの間にか(だまされて)
ドン・ファンのグループの一員になっていた。
詳しくは二見書房から出版されている
カルロス・カスタネダの著書で、
おすすめは「沈黙の力」と「意識への回帰」。
以下、抜粋。)

私たちのエネルギーの大半は
自尊心をたもつために消費されている。
それは私たちが際限なく自分の体裁を…
気にすることを見れば明らかだ。
ほめられているかいないか。
好かれているかいないか。
認められているかいないかと、
まったくきりがない。
ドン・ファン・マトゥス

出来るだけエネルギーの無駄遣いを
したくないものです。
今一番何が大事か、いつも胸において、
時間を大切に生きていきたいものです。

心のスパイス11
ストレスや感情の波に巻き込まれるのを防ぐ

「自尊心は、わしらの最大の敵なんだ。
そこのところを考えろ。
わしらを弱くするのは、仲間のやることや悪事に
侮辱されたと感じることなんだ。」

「自尊心というやつは、
わしらが人生の大半を誰かに侮辱されて
過ごすことを要求してくる。」

「もし私たちが、その自尊心をいくらかでも手放せば、
驚くべきことが二つ起きる。
一つは自分が偉大であるという幻想を保っている
エネルギーを解放することができる。
もう一つは、第二の注意力に入る。」

第二の注意力とは、世界のエネルギーとしての姿を見ることや、
この世の隣にある別世界に出入りする力。

普段の心の無駄な使い方を止めれば、
その分、エネルギーが使えるようになったり、
楽になったりします。
あわよくば、第二の注意力に入れるかもしれませんよ。

「自尊心を無くせば、無敵になれるんだ。」

心のスパイス12
存在理由

「感覚をもったあらゆるものの存在理由は、
意識を高めることにある。」

「自分を管理して、性は意識の輝きを授けるものだという
イーグルの命令を理解しろ。」

全ての人の意識は巨大なイーグルの口から生じ、
また、亡くなるとイーグルの口に吸いこまれる。
しかし戦士と呼ばれる集団は、
人生をかけ、自分のエネルギーを高め、
世界の本当の姿を見通し、
イーグルの口には吸いこまれず、
イーグルの脇をすり抜け、その周囲を回るといいます。

「わしらが待っているのは自由なんだ。」

「戦士は意識するための準備をしているんだ。
全体意識がやってくるのは、戦士の中から
自尊心がすっかりなくなったときだけだ。
無になったときだけ、戦士はすべてになるんだよ。」

今の状況、仕事を通じて意識を高めましょう!

心のスパイス13
死を自分の横に置いて生きる

「戦士は死を自分の横に置いて生きているのだ。」
そして死が脇にいるのだという認識から、
彼らは何者にも面と向かえる勇気を引き出していたのだ。」

「死は私たちの避けられない運命だからこそ、
私たちは自由なのだ。」

「すべてをなくした者は、恐れるものなど何もないのだ。」

「私の情熱のせいで、
不幸がやってくるという。
かまいはしない。
それが悪魔でも、
死に方はわかっている。
バレンチナ、バレンチナ。
君の道に身を投げ出そう。
もし明日死ぬものならば、
なぜ今日ではいけないのだ。」

ああ、凄いですね!
しびれますねぇ!
無駄にできる時間は一秒たりとて無いですね!

心のスパイス14
イライラした時

「新しい見るものたちは、いらいらや、絶望や、怒りや悲しみに
直面した時には、あるとても単純な行動をしろと言っているんだ。
つまり、目の玉をぐるぐる回せというのさ。
回す方向はどっちでもいいんだ。
わしは時計と同じ方向にまわすのが好きだがな。」

「目の動きが一時的に集合点を移動させるんだ。
目を動かすとホッとできるんだよ。
これは意図の本当の熟練のかわりなんだ。」

見るものとは、世界の真の姿、エネルギーとしての姿を
とらえられる者たちのことで、新しい見るものはこの場合、
ドン・ファン達をさす。

集合点とは人間のエネルギーとしての姿の、
力の中心点で、これを移動させることで、
気質を変えたり、変身したりする。

古い見る者たちは、違う生物に変身することが
得意だった。

いらいらや、絶望や、怒りや悲しみに直面した時に、
呼吸法や、沈める感覚など有効ですが、
とても緊急な時、この目の玉をぐるぐる回す方法は、
有効です。
なぜか、ホッとできます。
お試しあれ。

心のスパイス15

「しがみつきたいという欲求を捨てなければだめよ。
まるで同じことが私にもあったわ。
好きな食べ物とか。
住んでいた山とか。
おしゃべりを楽しんだ人たちとか。
いろいろなものにしがみついていたの、
いちばん強くしがみついていたのは、
好かれたいという思いだったわ。」

「戦士の生活の条件のひとつ、
超然とした態度。」

「私は自分の運命を支配する力に
もう身を任せている。
なにものにもすがることなく、
守らねばならぬものなど何もない。
考えることもないゆえ、私は見る。
なのも恐れないゆえ、
自分というものを思い出す。」

「超然として、心も穏やかな私は、
自由になるべく、
イーグルの脇を疾駆する。」

「超然とした感覚をもつと、さまざまな状況を
把握しなおす一瞬の時間がもてる。」

見るとは、世界の真の姿、エネルギーとしての姿を
とらえること。
イーグルとはエネルギ―としての世界の中心にあり、
全ての生き物に意識の輝きを与えている。
全ての人の意識は巨大なイーグルの口から生じ、
また、亡くなるとイーグルの口に吸いこまれる。
しかし戦士と呼ばれる集団は、
人生をかけ、自分のエネルギーを高め、
世界の本当の姿を見通し、
イーグルの口には吸いこまれず
イーグルの脇をすり抜け、その周囲を回るといいます。

超然とした感覚をもちましょう。
自由をめざして。
彼らから、直接教えを受けることは出来ないまでも、
仏教や仙道(武術、養生法)の中に近いものがあり、
それを行なっています。

 
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