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太極拳と養生2

太極拳総合教程、陳炎林著より、
たとえ老齢となり或いは身に疾患、
例えば肺病、心臓病、高血圧などがあっても
太極拳を学ぶことができる。
簡単に言えば、
太極拳はよく先天の不足を満たし、
後天の欠損を補うという効能を持っている。
昔日、太極拳の先人たちは臨終の際、
座禅したまま笑みを浮かべて逝くことが多かった。
練習するときは、いつでも全身をゆったりとさせ、
疲れる前に止めて良い。
時間の長さはすべて各人の精力がどの程度かによる。
心は何事にもとらわれないようにする。
太極拳が多くの人に尊ばれ学ばれているのは、
こうした点にある。
もしこれを習ってよく続けることができるならば、
やがては必ず益することがある。
初めて学ぶときは、血気の勇にまかせてはならない。
ただ養生(生命を養う)を唯一の目標とする。
そうすれば、体内の健全をはかり、
気を充足させ、百病消失して
健康を保つことができるのである。

私が習った系統の太極拳等の内家拳の先生方は、
体が弱かったので武術を始めたと聞いています。
太極拳の先師は、学校の先生をしているとき、
チョークの粉が元で、結核になり、
当時、結核は病院で治らず、太極拳をはじめ、
健康を回復されました。
意拳の創始者、王先生は幼少時、喘息でした。
北京で、お会いした八卦掌の先生は
30代は胃弱で悩んでいました。
私自身、これらの武術を行ない、
随分、助けられました。
難病の方が多い病院勤めのとき、
これをやっていなければ、
しっかり勤められなかったと思います。

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