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太極拳（養生）の効果

太極拳総合教程、陳炎林著より、

何年も練習しているのに依然として疲れやすく虚弱で、
大した効果がみられない場合は、
外形の拳式を学ぶことは易しいが、
内ケイを習うことは難しいということを
知らないからである。
このほか太極拳を練習すると、
体重や体格に変化が生じることも知っておくべきだろう。
やせて弱々しい者が一年後には体重を増し、
体格も健全になってくる。
これは身心が空虚なものから充実したものに変化したからである。
肥満している者はまずやせ細り、体重が減る。
ある期間を経ると、また壮健になってくる。
これは虚の肥満状態から
実の健常に変化したのである。
これらはみな著者が身を以て体験してきたことであり、
とりとめのない空談義をしているのではない。

全く同感です。
私は最初は太極拳の型のみを教わりましたが、
それだけでは体が強くならないと感じていたので、
内ケイ（筋力によらない体内の力）を教えてくれる先生、
教室を探しまわりました。
そして形意拳、意拳、大東流、八卦掌、テイ子太極拳等の練習で
ある程度理解できました。
私は細い方でしたので、練習をして骨盤が広がり、
体重は増えました。
私の感覚では体の密度が高くなるようです。

印象に残っている先輩がいます。
彼は子供のころから心臓に問題があり、
何度も手術を受け、満足に運動できなかったのですが、
意拳の練習で、水ぶくれ様に太っていたのが、
脂肪が筋肉になり、
依然として太ってはいましたが、シャープな感じになっていました。
力も強く、動きもシャープでした。
また気弱で細い人が数年ぶりに会ったら、
体に芯ができ、力強くなり、自信ありげになっていました。
（八卦掌、テイ子太極拳）
これらはみな私が身を以て体験してきたことであり、
とりとめのない空談義をしているのではありません。