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身心変革の学び方

太極拳総合教程、陳炎林著より、

ケイをさとった後は、
練れば練るほど精となる。
黙々と修練を積み重ねれば、
やがては心の欲するところに従うに至る。
これは本来、己を捨て人に従うだけである。
多くの人々は誤って、
近きを捨て遠きを求めようとする。
ほんのわずかな踏み違いが
やがては千里の誤りとなる。
学ぶものはこのことをよくわきまえておくべきである。

太極拳等の内功の練習で丹田ができ、
筋力にたよらない体内の力が使えるようになると、
練れば練るほど精となる。
黙々と修練を積み重ねれば、
やがては心の欲するところに従うに至る。
人に相対するときは、己を捨て人に従うだけである。
多くの人々は誤って、
近きを捨て遠きを求めようとする。
ほんのわずかな踏み違いが
やがては千里の誤りとなる。
学ぶものはこのことをよくわきまえておくべきである。

私は20代まで、スポーツや格闘技に親しみ、
筋力を鍛えてきました。
20代後半から、身長差、体重差、年齢等の壁を
どのように乗り越えるか考え始め、
日本、台湾、中国の伝統武術を習い始めました。
そして高齢の名人、達人に会い、
身長差、体重差、年齢等が関係ない力を体感しました。
それから、どのようにしたら自分もできるか探究しています。
多くの人々は誤って、
近きを捨て遠きを求めようとする。
ほんのわずかな踏み違いが
やがては千里の誤りとなる。
多くの人々や同輩は今までの経験や、
わかりやすく効果の出やすい現代のトレーニング方法に親しみ、
伝統的な練習を怠りがちです。
もう少しゆっくりていねいに体内を観察すればわかり、
面白味も感じ始めると思うのですが・・・。
これが時間が経つと大きな差になります。
筋力は年をとると、そんなに使えなくなります。
この力は時間をかければかけるほど増大します。
このことを功夫というと聞きました。
功夫という言葉には時間という意味も含まれているのだそうです。
これは妙味があり、奥が深く全く興味が尽きません。
精神面の効果も大いにあります。

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