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養生禅

歳をとっても衰えない(ゆらぎ練丹)養生法 7

一段目  練功の進め方
2ー5 氣持ち良さに乗る・・・ストレッチなどする際、氣持ちいい程度に伸ばし、あまり脳に痛い刺激を入れないようにします。痛い刺激を入れると筋肉が収縮してしまいます。氣持ちいい刺激を入れ、体の反応を見ます。筋肉はゆるみ、血行は良くなり、細胞は新陳代謝します。そして体は回復して、丈夫になる方向へ向かいます。猫を見ると、とても参考になります。猫は氣持ちいいことばかりしています。 
手も足もピンと伸ばすと緊張します。90度に曲げると、やはり緊張します。できるだけ緊張のない角度にしましょう。大体、円形になると思います。脇をしめずにゆったりさせ、すべての関節をゆるめてニュートラルな状態にします。要は、氣血がよく流れれば良いのです。運動はきつくやる必要はありませんが、背中が温かく感じる程度まで行うと、全身に温かい血液が流れてゆきます。これを継続していると体の調子はよくなり、実際に自分で体の変化が感じられるようになります。 体の通りがよく血液がよく流れていると、細胞は新陳代謝し成長発達していきます。あれこれ覚えるより単純な運動を長く行う方が、早く功力がつき体質も変化します。急ぐ必要もなく心臓に負担をかけずに、無理なく体質改善できます。体質が変わった時、氣質も変化しています。 単純な運動を長く行っていると、ランナーズハイのような氣持ちよさが出てきます。それに乗ってしまいましょう。これが身につけるコツです。
シンプルな運動を長く行っていると氣持ちよくなって、今度はやめられなくなったりします。この時、脳内では、エンドルフィンなどが分泌され脳細胞は活性化します。 運動を行うときは温泉につかっているように行いましょう。自分を疲れさせないことが大事です。 人の体は皮袋のようで70パーセントは水です。それを感じるようにしましょう。筋肉は多少使いますが、できるだけ使わず、緊張させず体内を水が動くようにイメージしましょう。
動きにくいところや、つまっているところや、痛むところから息を吐くイメージで体を緩めましょう。

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