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養生禅

歳をとっても衰えない(ゆらぎ練丹)養生法 12

一段目  練功の進め方
4 私は子供のころから、いろいろな運動をしてきました。剣道、柔道、サッカー、空手、キックボクシング、ここまでやると、才能、スピード、体重、身長、その壁に悩みました。それから、スキー、サーフィンなど、自然相手のスポーツをしました。その後海外放浪して中国で太極拳を見て、推手で、お年寄りが若い人に勝ったり、若い女性が男の人に勝ったりするのを見て、これはおもしろいと思いました。推手はバランスのくずしあいっこです。推手をすると、相手の体の硬軟、強弱等がわかります。武術をやっているうち、本当に強い人と対すると、技は何ひとつ通用せず、体作りの方が大事なことに気づきます。名人達人は、体の密度が濃い感じでした。

4―1 推手・・・立ち方確認して、二人で、お互いに半歩片足前にして、前の手の甲側を合わせ、お互いに腕で円を描きながらバランスの崩し合いをします。この時、膝やソケイ部はゆるめ、中心軸を意識して、肩や腕は力まず腕は伸ばしきらず丸みを保ち、体を空気圧のあるボールのようにしましょう。今まで説明した体の状態が出来ているほど強くなってきます。

 このようにして氣血の通りを良くし伸縮の幅を広げられると、無駄な力が抜けるようになります。軸がしっかりし安定してきます。

4―2 上げ手・・・相手の両手首をつかみ押さえます。相手はその状態から手を上げます。腕の筋肉を緊張させず、丹田から力を出し手を上げます。これで丹田が出来ているか大体わかります。

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