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養生禅

歳をとっても衰えない(ゆらぎ練丹)養生法 21

二段目  基本練功
7―2 色受想行識・・・心と体(色受想行識)が、今、何をやっているか、よく観察しましょう。
色・・・肉体。周囲のもの。
受・・・感覚(見る、聞く、匂う、味わう、触れる)
想・・・思う。イメージ。
行・・・~したい。欲。
識・・・記憶。 
 よくよく、自分のしていることを観察してみれば、色や受に意識が向いていたり、想、行、識に意識が向いていたりして、常に止まっていないで、ぐるぐる廻っています。無常です。より細かく観察して感覚の幅を広げていくと、いろいろ氣づくこともあるでしょう。 
 どこに私がいるのか。原始仏教では「無我」であり、私と呼べるものは、どこにもいないと説いています。ヒンドゥ教では、傍観者である「真我」が自分を観察していると説いています。 
 心は次々に何かを意識しますが、その間には時間があります。心はよくよく見れば隙間だらけです。 
 呼吸(お腹のふくらみ、ちぢみ)を感じつつ、そして、入力(目、耳などから入ってくる情報)に、過剰に反応せず、出力(話す、行動するなど)は、注意深く選べば、エネルギーを無駄に失わずにすみ、体調をキープできます。感情の安定は、円満につながります。

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