ある先生は95歳まで生き、
最後まで、頭脳明晰で、その技は素晴らしく、
今でも、私の理解をはるかに超えています。
先生は明治生まれで、先生の師は会津の武士です。
幕末から明治の気風は、こういうものであったかと
髣髴させるような人でした。
眼光が凄く、龍の目という感じでした。
先生が亡くなった時、骨がりっぱで、
骨壷に入りきらなかったと聞きました。
病院で、薬を多く取った人の骨は焼くと、
さらさらと粉のようになると聞いています。
この違いは何なんだろうと思っていましたが、
今の私の確信は、
「脳神経と骨は、生活の仕方しだいで衰えない。」です。
どのように毎日を過ごすか、何を食べ、何を考え、
どのように体を扱ったかで決まると思います。